風景を撮るシーン・構図・操作

撮影シーン

管理人が好む風景の撮影シーンはつぎのような場面です。
  • 山・空のある風景:山・空の被写体には山の遠景撮影、山歩き撮影などがありますが、管理人はもっぱら山の遠景撮影です。滝・渓流のある風景を俯瞰的に撮影すると面白みのない漫然とした作品になりがちなように、山の遠景撮影も平面的な作品になってしまいます。そのことを解消するには、近景・中景・遠景を入れ、奥行き感を表現できます。
    1. F値を最低でもF8以上にあわせ、パンフォーカス状態にし、奥行き全体にピントをあわせます。
    2. ピントを中景にあわせます。中景は奥行きがあるものがよい。
    3. 広角ズームレンズを使います。
    4. 近景は写真の下部に配置します。
    Adobe Stockより
  • 海・湖のある風景:海・湖の被写体には静かな海、荒々しい海、太陽光の強い海など、その状態はさまざまです。管理人はもっぱら静かな海を、海岸や展望台から撮影することです。展望台から撮影する場合はハイポジションからになり、広大な地平線が広がりや地形美の迫力を思う存分広く切り取れます。人が立った状態目線のアイレベルから撮るのっぺりとした平面的な海・湖風景は撮影画面を縦に三分割し、海の水平線を下の分割線の位置にもってくると単調さが解消されます。
  • 滝・渓流のある風景:滝・渓流などの被写体古くから風景写真の題材として親しまれていますが、全体を俯瞰する撮り方は面白みのない漫然とした作品になりがちです。そのことを解消するには、撮影者が表現したい部分を切り取り、シャッター速度を変化させて水の流れを表現するのもひとつの方法でしょう。風景写真の多くの被写体は基本的に動きのないものが多いのですが、滝・渓流といった水のある風景は、水の流れを動的な表現として表します。シャッター速度を使ったいわゆる「流す」「止める」のテクニックが使われます。
    滝・渓流を撮るときには、人が立った状態目線のアイレベルだけで撮らないで、ローアングルを積極的に使いましょう。可動式モニターとライブビューを搭載した、防滴仕様のミラーレス一眼カメラが使い勝手が良いです。
  • 建物(神社や寺院)のある風景:神社仏閣は気分が落ち込んだり、物事が上手くいかなかったりするときに、参拝する「パワースポットとして、前向きな気持ちにシフトチェンジしたりすることがあるでしょう。しかし、同時に美しい絶景も撮影できたら、より爽快な気分になれますよね。境内を跨いだら一切の撮影を禁止している神社仏閣もあれば、一定のルールの範囲内で撮影可能な神社仏閣もあります。神仏を撮影する行為は本来の信仰の形ではないことを念頭に置きながら、お参りした後に撮影させていただきましょう。境内には美しい新緑や庭園、鮮やかな花々、狛犬や絵馬、灯籠などのさまざまな被写体を撮影しましょう。
    広角レンズを使って撮影すると、レンズの特性により被写体がゆがんで写ります。このような時は画角が許すのであれば、望遠系のレンズに交換しましょう。そうでない場合は、「アオリ効果」「傾き補正」「水準器インジケーター」を使いましょう。
  • 乗り物や車窓からの風景:乗り物や車窓からの風景撮影はプロと素人では異なります。プロが車窓を撮影するときはロケハンで「中から」の風景の見当がついているのに対し、素人とは偶然をとらえようとするので、この点で全く違う。しかし、素人でも構図は窓枠は必ず入れ、使用レンズは超広角または広角レンズ搭載カメラは手持ちで、シャッタースピードは1/60~1/125くらいで、風景に柵や電線がないところに到着し、シャッターチャンスと思ったら連写する。走行中の風景は高速で流れていきますから、カメラが固定されていても被写体ブレを起こしやすいので、カメラを固定することと同時にシャッター速度を高速に設定しておくことも大事です。
風景は同じ場所でも季節によって、たくさんのシーンがあり、同じ場所でも様々な顔を見せてくれます。代表的なものだけでも、春は桜や新緑、夏は青い空と海、秋は紅葉、冬は雪景色などがあります。
管理人がすぐに思い浮かぶ前記のシーンは丁度桜の頃に訪問した京都・嵐山です。何度も同じ場所に行くことができませんので、その他の季節は写真集で見ることになりました。春は「日本さくら名所100選」にも選ばれ、夏は緑萌え、秋は「日本紅葉の名所100選」に選ばれ、冬の雪に包まれた嵐山はまさに絶景そのものです。

構図(切り取り方)

構図は写真撮影とて非常に大切なもので、一般的に「横位置構図」で撮ることが多いですが、まず最初に「横位置構図」で撮るか、「縦位置構図」で撮るか決めなければなりません。「横位置構図」は安定感があり、広がりを表現するのに向いており、「縦位置構図」は高さや奥行きなどを表現するのに向いています。
これが決まったら、つぎに被写体の配置を決めます。例えば、「山・空のある風景」を例に記述します。このシーンでは、重なっている前景・中景・後景の見せたい部分を決めます。手前の山や街か後景の青空か?
  • 配置・分割法:デジタルカメラのフレーミングガイド(格子線表示)機能を使用し、画面の縦横を3つに分割する「三分割構図」を使います。「1:2」の比率で被写体を配置する構図です。三分割構図は、縦横に2本の線と交差している点が4つあります。まず、地平線や水平線が見えるときに、2本の線を使って三分割法に当てはめることができます。これら4点のどこに被写体を持ってくるかで写真の印象は変わります。
    空と街の境界を下の線に合わせれば、空の面積が広がり開放感が感じられる空を主役の写真になります。
    空と街の境界を画面中央に合わせると、それぞれの面積が等しくなり空と街・山のどっちが主役かわかりにくい。
    空と街の境界を上の線に合わせれば、街・山の面積が広くなりそれらが主役の写真になり、強調できます。
  • 対角線構図:被写体を画面の対角線上に載せて撮る構図で、奥行感が出せるだけでなく、被写体が斜めに撮ればダイナミック感も演出できます。
  • 三角形構図:写真のどこかに三角形を作ると、バランスがよいと感じる安定感が出てきます。
  • 放射線構図:一点から放射線状に広がりを見せる構図で、奥行き感や躍動感を出すことができます。線路や道路の奥に被写体がある場合などに有効な構図です。

カメラ操作

風景写真に適したミラーレス一眼カメラのカメラ操作はつぎの通りです。
  • 撮影モードは「絞り優先オート(Aモード)※キヤノンAvモードと表記」に設定し、絞り値をコントロールすることで、被写界深度を調整することができます。撮影者が選んだ絞り値に対して適正露出となるようなシャッタースピードをカメラが自動的に決めます。背景のぼかし方を調節して撮影したいときなどに使います。F値を小さくすると背景がボケやすくなり、逆にF値を大きくすると手前から遠良いくまでピントが合った写真に仕上げることができます。風景写真は全体的にピントの合った写真に仕上げることから、F値を大きくして撮影することが多い。しかし、絞りを絞り込むと、シャッター速度が遅くなり、ISO感度を低く設定している場合は手ブレがおこりやすいので、三脚を使用して撮影すれば良い。
  • 風景撮影においては、ホワイトバランスを「太陽光」という設定で撮影するとよいです。ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。晴天時の日陰で、太陽光にセットして撮影すると、このように青味が強調されます。他に、カラーフィルターのようにして色合いの調整に使うことも多くなっています。
    ホワイトバランスはシーンを判別してホワイトバランスを自動で調整してくれるオートホワイトバランス(AWB)の他に、太陽光・日陰・曇天・電球など9種類のホワイトバランスがカメラ内にセットされています。
  • 風景写真をより美しくキレイに撮影するには、仕上がり設定を「風景」などに変更すると良い「仕上がり設定」の呼称はカメラで異なります。用意されたモードを選択することで、画像の発色や描写傾向を切り替えられる機能のことです。基本となる「オート」では、人が好ましいと感じる記憶色が重視される傾向があります。風景やポートレートなどに向いた設定が用意され、風景を撮る場合でも、鮮やかな印象にしたいときは「風景」モードや「ビビッド」モードを、落ち着いた雰囲気にしたいときは「ニュートラル」モードを選ぶ、といった使い分けができます。
 
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