風景を撮るミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラ

風景写真に適したミラーレス一眼カメラの選択肢はつぎの通りです。
  • 高画質:高画質を実現する画素数と最新の画像処理エンジンを搭載した35mmフルサイズまたはAPS-C搭載機
    • 「理想的な画質の限界サイズ(300〜350dpi)」に近い300dpiと考えますと、大まかな画素数と最大出力プリントサイズの関係はつぎのとおりです。トリミングして使う場合でもこの1.5倍程度で十分です。
      • L判・はがき:400万画素
      • A4プリントアウト:870万画素クラス
      • A3プリントアウト:2000万画素クラス
      • A2プリントアウト:4000万画素クラス
      • A1プリントアウト:6000万画素クラス
    • 35mmフルサイズまたはAPS-Cサイズ:予算により対応は変わる、一方で35mmフルサイズはレンズの焦点距離がそのまま使えるので、風景は広角側を使うことが多いので有利とも考えられます。レンズを含む予算が10万円~30万円ほどであればAPS-C搭載機の選択がベスト、50〜60万円以上の予算があるならレンズ性能の差でフルサイズが良いでしょう。初心者や体力的に非力なユーザーはAPS-Cで様子を見て、ステップアップをはかり、高解像度で大型用紙に印刷するなどのステップになったら、35mmフルサイズにステップアップしましょう。A3やA2プリントをする予定があるならフルサイズにしておく方が良いでしょう。
  • ダイナミックレンジの幅が広いカメラ:ダイナミックレンジの幅が広いと黒く潰れた部分にも光の情報が残っており、編集などで明るくしても生きている場合があります。上位モデルなどで採用されているフルサイズセンサーは、光を受ける面積を広いため、多くの情報を取り込むことができ、ダイナミックレンジの幅が広いとされています。
  • 電子ファインダー(EVF):屋外で強い日光の下で撮影する時は、背面モニターは全然見えなくなり、役に立ちません。入門用のミラーレスカメラで、EVFを内蔵していないタイプは、屋外で使うのには大変なので選択肢外となるでしょう。

ミラーレス一眼ボディ


 

交換レンズ

交換レンズには単焦点レンズとズームレンズがあります。

単焦点レンズ

35mmフルサイズミラーレス一眼カメラが1/3を占めるようになり、風景を単焦点レンズで撮るメリットが多いと感じるユーザーが増えています。画素数の高い、高性能なミラーレス一眼カメラになると、一部分を大きく拡大したにもかかわらず、シャープで細かい部分まで詳細に描写されるなど、レンズ性能の差が写真に反映され易いので、単焦点レンズの良さが活きてきます。
高性能になればなるほど驚くほど大きく重くなるズームレンズに比べ、単焦点レンズは一般的に小型軽量で、非力な女性や高齢者、障害者ユーザーが歩き回って撮る風景の撮影では利点となります。
風景撮影には、あまり関係ないと思われるF値が明るい単焦点レンズですが、ダイナミックな構図になり、夜景など暗いシーンでも速いシャッター速度での撮影が可能なために風景写真の撮影に向いています。手ブレの心配も少なく、低ノイズのくっきりとした表現を楽しめます。星空や夜景撮影には必ず必要になります。また前景を入れて背景の山などをきれいにぼかしたいときなどにはとても便利です。
単焦点広角レンズは、ミラーレス一眼カメラメーカー別に、キャノンが1・富士フィルムが1・ニコンが3・オリンパスが1・パナソニックが4・ソニーが4あり、焦点距離は12〜28mm、最小F値は1.4〜2.8です。

ズームレンズ

ダイナミックに風景写真を撮影するのであれば焦点距離10-20mm付近の画角が欲しいところです。10〜20mm広角レンズを使用すると、パンフォーカスで大きな風景を捉えることができ、フレームの中にさらにたくさん収められます。
これらのレンズは近距離の撮影では歪んでしまうこともありますので、35〜50mmのレンズがおすすめです。

超広角交換レンズ


広角交換レンズ


ハンディのちから:ハンディ生活にちから(力)になる応援情報サイト内の画像・素材を
無断で複製・転載・転用することはご遠慮ください。
Copyright(C)2005.ハンディのちからAll Right Reserved.