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「センテッドゼラニウムの育て方」では、センテッドゼラニウムの置場・水やり・肥料・植え替え・切り戻し・挿し芽・冬越しなどのセンテッドゼラニウムの育て方情報をご紹介しています。 春に咲く一季先のセンテッドゼラニウムは、冬の寒さが苦手なので冬は保温しますが、ある程度の寒さに約1か月以上当てないと開花しませんので過保護は禁物で、暖房の無い部屋に置いて冬越しさせます。

センテッドゼラニウム育て方

センテッドゼラニウム苗の購入

当然のことですが、ゼラニウムを育てるにはセンテッドゼラニウムの良い苗を購入しなければなりません。
○はしり苗の購入は止めて、しっかりした旬の苗を買います。
○節がつまり、低くて茎が太く、葉が大きくピンと伸びている苗を選びます。
○根が白く丈夫でポット底から少しだけでている苗を選びます。
○病害虫のいない苗を選びます。
管理人が楽天市場のアップルゼラニウム・アプリコットゼラニウム・シナモンゼラニウム・ヘーゼルナッツゼラニウム・レモンゼラニウム・ナツメグゼラニウム・オレンジゼラニウム・ペパーミントゼラニウム・パインゼラニウム・ローズゼラニウム・スノーフレークゼラニウム・ストロベリーゼラニウム・などのセンテッドゼラニウム苗をつぎの「センテッドゼラニウム商品紹介」ボタンからご紹介していますのでご覧ください。

センテッドゼラニウムの置場

センテッドゼラニウムは、風通しが良く、冬期に寒風が当らない日向で育てます。庭植えの場合は、10〜15cm程度の盛り土を植え付けると、水はけが高まり、生育がよくなります。センテッドゼラニウムには庭植えに向く品種と鉢植えに向く品種があります。
庭植えに向く品種にはアップルゼラニウム、ローズゼラニウム、スイート・ミモザ、ナツメグゼラニウムなどがあります。これらの品種の特徴は、ある程度の耐寒性があり、節々から茎が出て横に広がり支柱が要らないことです。
鉢植えにも庭植えにもできますが、長雨に当てると、草姿が乱れたり、花が腐ったりしやすいので、鉢植えにして軒下などへ移動することができます。また、多くのセンテッドゼラニウムは非耐寒性ですので、冬期は室内へ取り込むこともできます。 さらに鉢植えしたセンテッドゼラニウムは身近に置いて、十分に芳香を楽しむことができます。 管理人はコリウスの『スタンダード仕立て』を楽しんでいますが、直立する茎が木質化して堅くなるセンテッドゼラニウムは『スタンダード仕立て』を楽しむことができます。『スタンダード仕立て』に向いている品種はレモンゼラニウムなどです。
匍匐性のアップルゼラニウムやナツメグゼラニウム、スノーフレークゼラニウムはハンギングバスケットにして見応えがあります。茎は垂れ下がるほど伸びませんが、鉢の外に花がちらちらとのぞき、目の高さで花と葉の香りを楽しむことができます。

日々の手入れ

センテッドゼラニウムは生育旺盛でよく伸びるので、センテッドゼラニウムの育て方で大切なことは日々の手入れをしましょう。
センテッドゼラニウムは雨季と乾季がはっきりしている南アフリカ原産で、雨は多くても水はけがよく乾燥気味を好みます。そんな環境を好むセンテッドゼラニウムは、水をやりすぎると根腐れを起こしますので注意が必要です。 鉢植えの場合は表土がよく乾いたらたっぷりと水やりします。冬期は乾燥気味に管理します。庭植えであれば、水はほとんど不要ですが、夏期に土がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料が多すぎると、茎が堅くならず倒れやすくなるので注意が必要です。肥料は3月から5月および9月から11月に与えます。 右画像のような緩効性化成肥料(N-P-K=11-11-7など)を1回ずつ置き肥するか、液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を2週間に1回程度与えます。

センテッドゼラニウムの切り戻し

センテッドゼラニウムの開花は梅雨時に一段落します。大切なことはピンチや切り戻しで形を整えることです。センテッドゼラニウムの茎は細くて柔らかいので草姿が乱れます。そんなとき花が少し残っていても、6月中旬から7月初旬に緑の葉を少し残して(草丈の約半分)節のすぐ上で切り戻します。切り戻しにより風通しが良くなり、蒸れを防ぐことができます。
初秋までに新芽が伸びて成長しますので、9月下旬から10月中旬に軽く切り戻しを行います。全体の三分の一に切り詰めます。また、切り戻した枝を挿し木に使うこともできます。この時期に植え替え作業を行います。

センテッドゼラニウムの植え替え

センテッドゼラニウムの鉢植えは生育が旺盛なので根詰まりも起こしやすいです。2年に一度は植え替えをおすすめします。また、鉢土に水がなかなかしみ込まなかったり、鉢底から水が出難くなったら根詰まりのサインです。
葉を2〜3枚残して切り戻した後や春(4月下旬から5月中旬)と秋(9月下旬から10月中旬)に、古くなった根や堅くなった土を落して、水はけがよく、腐葉土を入れた草花用培養土でひとまわり大きな鉢に植え替えます。センテッドゼラニウムは中性前後(PH7.0前後)の土壌を好みますので、酸性の土の場合は苦土石灰も少々混ぜます。
植え替えの際には、用土に元肥として適量の『マイガーデン元肥用』などの緩効性化成肥料(N-P-K=10-18-7など)を混ぜ込みます。

センテッドゼラニウムの挿し芽

センテッドゼラニウムの育て方は株が古くなると下の茎が木質化し、葉が落ちたり、芽吹きが悪くなります。挿し芽で株を更新して元気な株を栽培することです。ペラルゴニウムの新しい株を作る方法は挿し木が一番です。センテッドゼラニウムはたいへん根付きやすいので、挿し木で簡単に株を殖やすことができます。センテッドゼラニウムの挿し木の適期は春(4月下旬から5月中旬)と秋(9月下旬から10月中旬)です。
センテッドゼラニウムの挿し木の手順はつぎのとおりです。
1.脇芽から出た枝の先端を葉を4枚ほど付けて切り取ります。
2.下葉・花芽・花がら・茎の先端などを取り除いて7〜10cmの挿し穂を作ります。
3.葉がしおれている場合、挿し穂を水を入れたコップに30分ほど浸け、吸水させます。
4.ポットにバーミキュライトなどの用土を入れ、事前に水やりを行って湿らせておきます。
5.3本を目安に挿し穂の下の節が埋まる位置まで用土に挿し込みます。
6.挿し木後は、強い風が当たらない場所で、乾燥させないように管理します。
7.2~3週間して発根し始め、芽が伸びはじめます。約一か月後ポリポットの穴から根が見えてきたら2回りほど大きな鉢に植え替えます。
8.鉢上後は、日向に置いて鉢土の表面が乾き始めたら水をやり、カリ分の多い1000倍の液体肥料を10日間隔で施肥します。
9.それ以降は、3か月に1回の3要素等量の置き肥か、リン分の多い1000倍の液体肥料を10日間隔で施肥します。

センテッドゼラニウムの冬越し

センテッドゼラニウムは強い霜に当ると傷みますが、関東地方以西の暖地であれば、ある程度耐寒性があるアップルゼラニウム、ローズゼラニウム、スイート・ミモザ、ナツメグゼラニウムなどは冬越しできます。鉢植えの場合、軒下に移動します。庭植えの場合、株を不織布等で覆います。

葉の収穫

センテッドゼラニウムには、他の草花にはない『葉の収穫』という楽しみがあります。鉢植えのセンテッドゼラニウムでも十分に芳香を楽しめますが、収穫した葉はざまざまな楽しみ方ができます。ローズゼラニウムの精油には、美肌効果もあると言われています。生葉を風呂、足湯、スチームに使うと簡単に芳香を楽しめます。また、料理やお茶の香りづけにも使えます。

栽培カレンダー

ゼラニウムの栽培カレンダーは次の通りです。
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