ゾナル系ゼラニウム育て方
ゾナル系ゼラニウム苗の購入
当然のことですが、ゼラニウムを育てるにはゾナル系ゼラニウムの良い苗を購入しなければなりません。
○はしり苗の購入は止めて、しっかりした旬の苗を買います。
○節がつまり、低くて茎が太く、葉が大きくピンと伸びている苗を選びます。
○根が白く丈夫でポット底から少しだけでている苗を選びます。
○病害虫のいない苗を選びます。
管理人が楽天市場のアメリカーナ・リンゴ2000・アップルブロッサム・チョコレート・ファイヤーワークス・ファーストイエロー・もみじ葉などのゾナル系ゼラニウム苗をつぎの「ゼラニウム商品紹介」ボタンからご紹介していますのでご覧ください。
ゼラニウム商品紹介
花が咲き終わったら(花がら摘み)
ゾナル系ゼラニウムの育て方で大切なことは花がら摘みです。まだボール状にきれいに咲いている花もよく見ると、2~3輪くらい枯れはじめていることがあります。このように、まだきれいに咲いている元気な花が残っているときは、咲き終わった花だけを摘みます。 ほとんど全部が咲き終わっ花は、花茎のもとから摘み取ります。元気な株であれば、ハサミを使わなくても、花茎のもとを持って下方向に曲げれば、花茎のもとから簡単に花がら摘みができます。
枯れた葉や変色した葉
ゾナル系ゼラニウムの育て方で大切なことは葉の管理です。枯れた葉や変色した葉を放置すると、病気の原因になります。枯れた葉や変色した葉は早めに取り除きます。枯れた葉や変色した葉を取り除くことで、風通しがよくなり、株元の蒸れを防ぐことができます。元気な株であれば、ハサミを使わなくても、花茎のもとを持って下方向に曲げれば、もとから簡単に折れます。
ゼラニウムの整枝
ゾナル系ゼラニウムの育て方で大切なことはピンチや切り戻しで形を整えることです。 ゾナル系ゼラニウムは生育旺盛でよく伸びます。茎の先へ先へ伸びようとするために、枝分かれせずに、株の下の方がすかすかして、間延びした姿になってしまいます。購入した当時のコンパクトな姿を保つためには、枝分かれを促進する作業、所謂「ソフトピンチ」を日頃から行う必要があります。ソフトピンチを行うと、茎の先端の芯(生長点)が摘み取られて、先端の生長が止められ、脇芽が伸びて枝分かれします。
しかし、茎が長く伸びて、すかすかした株になってしまったら、茎を短く切り詰めて形を整える、切り戻しを行います。
切り戻しを行うときには、作業時期・切り戻しの位置・道具・天候などに注意します。 作業時期は、切った後に脇芽が伸びて、早く姿が回復する9月頃が適しています。茎は半分程度の長さで節の上あたりで切り戻すと、節にある脇芽が伸びて枝分かれし、株の勢いが早く回復します。茎が太いときは、清潔なハサミで切りますが、元気な株のそれほど太くない茎は手で切り折るとよい。また、雨の日の作業は控えた方がよい。 作業後は、ゆっくりと効き目が現れる緩効性化成肥料を施しておくとよい。
ゼラニウムの更新
ゾナル系ゼラニウムの育て方で大切なことは株を更新して、元気な株を栽培することです。ゼラニウムの新しい株を作る方法は挿し木が一番です。ゼラニウムはたいへん根付きやすいので、挿し木で簡単に株を殖やすことができます。ゼラニウムの挿し木の適期は、5月から6月中旬と9月から10月中旬です。 ゼラニウムの挿し木の手順はつぎのとおりです。
1.元気な若い茎を2節または6~8cmずつに切り取ります。
2.下葉・花芽・花がらなどを取り除いて挿し穂を作ります。
3.挿し穂を新聞紙などの上に置いて、日陰で一晩乾かします。
4.ポットにバーミキュライトや赤玉小粒とバーミキュライト等量ブレンドなどの用土を入れ、事前に水やりを行って湿らせておきます。
5.3号ポットや鉢の場合、3本程度の挿し穂をポットの内周に沿って倒れない位置まで、用土に挿し込みます。ポットの内周に沿って挿す「縁ざし」をすると、そろって早く発根し、容易く苗が抜けます。
6.挿し木後は、20℃~25℃の温度下で、乾燥させないように管理します。普通の鉢の場合は底面給水方法が便利ですが、平鉢やポットの場合は、根が水に浸かって根腐れを起こしやすいので、ジョウロで水やりを行います。
7.2~3週間して発根し始め、芽が伸びはじめます。このころにポリポットに鉢上げしてすぐに摘心を行います。
8.鉢上後は、日向に置いて鉢土の表面が乾き始めたら水をやり、カリ分の多い1000倍の液体肥料を10日間隔で施肥します。
9.1か月以降は、3か月に1回の3要素等量の置き肥か、リン分の多い1000倍の液体肥料を10日間隔で施肥します。
栽培カレンダー
ゼラニウムの栽培カレンダーは次の通りです。