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「ゼラニウムの植え付け」では、 植え付け最適期・よい苗の選び方・植え付け用土・楽しみ方と鉢選び・鉢の置き場所・植え替えなどのゼラニウムの生育に適している植え付け情報を紹介 しています。

ゼラニウムの植え付け

ゼラニウム植え付けの最適期

ゼラニウムの苗は春と秋を中心に、品種によっては1年中市場に出回っています。3~5月と9月が苗の植え付けを行うには適した時期です。元気な苗を選ぶことが上手な栽培への第一歩です。

ゼラニウムのよい苗の選び方

ゼラニウムの苗の苗は春と秋を中心に一年中出回っていますが、4月~5月に購入するのがよいでしょう。ペラルゴニウムは4月によい株が出回ります。つぎの点に注意してよい苗を購入しましょう。
1.見た目がコンパクトであること。がっちりしてコンパクトにまとまっている苗を選びます。ヒョロヒョロしている苗は避けます。 葉が変色していない苗を選びます。
2.葉が茶色く変色していたり、枯れ葉がたくさんある苗は避けます。また、よく枝わかれし、わき芽と葉数が多いものがいいでしょう。
3.葉に食害の後がない苗を選びます。必ず手に取って持ち上げ、葉の裏まで確認します。かすれていたり、黒い点々がある苗は避けます。葉の裏に害虫がいるものは避けます。
4.根元がぐらぐらとしていて、黒く変色しているものや、土の表面にコケが生えているものは避けます。

ゼラニウムの植え付け用土

ゼラニウムは乾燥を好み、酸性の強い土を嫌いますので、ゼラニウムの植え付け用土は清潔で、通気性があり、水はけがよい、弱酸性の用土を選びます。重めの土はいつまでも水が残りますので、カビがつきやすく、ゼラニウムの植え付け用土には向きません。
市販培養土でも十分ですが、あまり品質がよくないものは避けます。
自分でブレンドする場合は、赤玉土30%+酸度調整済みピートモス30%+パーライト40%や赤玉土60%+酸度調整済みピートモスまたは完熟腐葉土30%+バーミキュライトまたは乾燥牛ふん10%などのように、重たい赤玉土を少なめにして、空気を含みやすいパーライトを多めにします。酸性が強い土を嫌うために、弱酸性の赤玉土を使うのがよく、酸性が強い鹿沼土は向いていません。また、ピートモスを混ぜるときは、酸度調整済みピートモス(普通のピートモスは酸性が強い)を使った方がよいでしょう。
元肥としてリン酸分を40%含む緩効性化成肥料と石灰を用土1リットルにつき、茶さじ2杯ずつまぜるとよいでしょう。ゼラニウムはカルシウム分をかなり欲しがりますので、石灰を混ぜると、中和だけでなくカルシウム分の補給にもなります。

ゼラニウムの鉢選び

ゼラニウムは鉢花、ウォールバスケット、寄せ植えなどに人気があり、窓辺、ベランダ、バルコニー、アプローチでその美しい花を楽しむことができます。楽しみ方によって、ゼラニウムの植え付け容器は異なります。選ぶ鉢の形(一般的鉢・スタンド鉢・ハンギングバスケット・吊り鉢・寄せ植え用の大鉢など)は、楽しみ方によって決まってきます。
ゼラニウムの植え付け容器のつぎのチェックポイントは、素材と鉢底の穴です。いろんなデザインの植木鉢が売られていますが、ゼラニウムは、過湿を嫌いますので、水はけがいいことが重要なために、穴はたくさんあいたものを選びます。素材も、通気性のよい素焼きやテラコッタが適していますが、水はけの用土を用いれば、プラスチック鉢でも大丈夫です。しかし、釉薬のかかった化粧鉢は向きません。
ゼラニウムの植え付け容器の大きさも大切です。ゼラニウムは成長が早いので、少し大きめの植木鉢に植えるといいです。ゼラニウムの植え付け鉢の大きさの目安は、ミニ系は4号鉢、1年目の普通品種は5~6号鉢、2年目以降の普通品種は7~8号鉢です。ただし、大きすぎる鉢は、鉢土が乾燥しにくいので注意しましょう。

ゼラニウムの植え替え

夏場に思いっきり咲いて根が鉢いっぱいになったゼラニュームや秋口になってから葉の黄変や花付が悪くなったなど、株が弱っているようでしたら、9月に植え替えます。植え替えによって、新しい根が伸びるスペースができます。
鉢はひと回りくらい大きな深めのものが良いです。
変色している部分は思い切って切り戻し、植え替えます。
植え替えは、根がよく回っている場合は古土を1/3ほど落とし、一回り大きめの鉢に植え付けます。株を植え付ける深さは、古い土の上に、新しい土が少しかぶるくらいの深さにします。植え替えをすませた株は、十分に水やりをしてから、明るい半日陰に2,3週間置き、用土を過湿にしないように気をつけて管理をします。新芽が伸び出し始めたら、日のよく当たる通風のよい場所に置き、用土の表面がよく乾いてから十分に水やりをし、月に3,4回、液肥を追肥として与えます。

ゼラニウムの増し土

鉢植えやプランター植えで長く栽培していると、土が流れ出たり、土と土がしまってくることで、だんだん土が減り、根が土の上に出てくることがあります。植え替えができないときは、減ってしまった鉢土の上に、同じ種類の新しい培養土を足す(増し土)と、ゼラニウムの株は元気を取り戻します。
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