葉は枝の先に3輪生し、葉身は広菱形、先は尖ります。若い葉は、葉柄と葉の裏面に軟毛が多い。後に裏面の葉脈と、葉柄に毛が残ります。ミツバツツジと比べ、葉脚部がくさび形で、縁は内側に巻き込ません。枝は繰り返し分岐し、分岐部で複数の短枝の先に冬芽ができるという特徴的な形です。
園芸種として栽培され、単体で植物名を指す場合の分布範囲は本州(宮城、山形県東部以南~近畿地方の太平洋岸)・東京大学日光植物園・西丹沢自然教室から檜洞丸への登山道などに植えられています。ミツバツツジは、低山地で咲きますが、トウゴクミツバツツジは、標高1000m以上の山地で自生すると言われております。
育て方のポイントは、丈夫な性質を持ち、植え場所を選ばずに育つが、花を楽しむためには日向に植える必要がある。剪定に耐えるが、枝の出方が粗いため、刈り込まずに自然な形を鑑賞したい。極端に伸びた枝を根元から取り除くような剪定が望ましい。剪定の適期は花の直後。