ガーデニング&園芸

其々の土地の春の光が感じられるトウゴクミツバツツジ

数多いミツバツツジの一種だが、高さ2~4m、和名は関東地方に多いミツバツツジであることから付けられた落葉低木です。ミツバツツジとは文字どおり一箇所から三枚の葉が生じるツツジのことです。 トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジの開花は5月で葉と同時に開く。枝の先の混芽から1~2個出ます。花冠は紅紫色で広い漏斗状、雄しべが10本あり、長さは不揃いです。 トウゴクミツバツツジ
ユキグニミツバツツジとはどこが違うのかと言いますと、
  • 花柱に腺のような毛があること。
  • 葉柄にも毛が密生していること。
の2点で異なっていることが分かります。 トウゴクミツバツツジ
葉は枝の先に3輪生し、葉身は広菱形、先は尖ります。若い葉は、葉柄と葉の裏面に軟毛が多い。後に裏面の葉脈と、葉柄に毛が残ります。ミツバツツジと比べ、葉脚部がくさび形で、縁は内側に巻き込ません。枝は繰り返し分岐し、分岐部で複数の短枝の先に冬芽ができるという特徴的な形です。 トウゴクミツバツツジ
園芸種として栽培され、単体で植物名を指す場合の分布範囲は本州(宮城、山形県東部以南~近畿地方の太平洋岸)・東京大学日光植物園・西丹沢自然教室から檜洞丸への登山道などに植えられています。ミツバツツジは、低山地で咲きますが、トウゴクミツバツツジは、標高1000m以上の山地で自生すると言われております。
育て方のポイントは、丈夫な性質を持ち、植え場所を選ばずに育つが、花を楽しむためには日向に植える必要がある。剪定に耐えるが、枝の出方が粗いため、刈り込まずに自然な形を鑑賞したい。極端に伸びた枝を根元から取り除くような剪定が望ましい。剪定の適期は花の直後。

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