バスボードが使える
浴槽形状
バスボードが取り付けられる・使える浴槽か否かを判断する基準は形状とサイズがあります。このページでは浴槽形状について記述しています。バスボードを安全に使うためには、使用者がハンドルを掴んだり、座ったときにずれたり外れないように、しつかり固定することが求められます。しつかり固定するための条件は、バスボードを支える長手方向の浴槽上縁が平であること、浴槽両側内壁形状です。
長手方向の浴槽上縁
管理人が今使っている浴槽はスクエア浴槽(角槽)です。しかし、今回バリアフリーバスルームに使える浴槽は、上図のゆるリラ浴槽・ラウンド浴槽・クレイドル浴槽ですが、ゆるリラ浴槽・クレイドル浴槽は長手方向の浴槽上縁に傾斜があり、バスボードを安定して設置することができません。設置可能な浴槽は、長手方向の浴槽上縁が平であるラウンド浴槽のみです。
ラウンド浴槽の
両側内壁形状
しかし、このラウンド浴槽を平面的に見ると外形や両側内壁形状に問題があります。まず外形を見ると、足側が800mm、頭側が700mmあり、足側から頭側に100mm湾曲しています。また、両方の短辺が半楕円型で中心に向かって大きく湾曲しています。これにより、奥側のストッパー列位置の浴槽内寸法が狭く、多くのバスボードは設置不可となります。
また、両側内壁形状がTOTO1220ラウンド浴槽断面図を見るとわかりますが、浴槽上縁の内側が少し尖って切り下がっており、ストッパーが密着しにくい構造となっています。この場合、高めの、そして円柱より平板のストッパーが有効と考えます。
TOTO1220ラウンド浴槽平面
TOTO1220ラウンド浴槽断面