ぶらり車いすバリアフリー旅行

分離型入浴用車椅子に乗ったまま浴槽へ

ハンディが使えるお風呂

「分離型入浴用車椅子に乗ったまま浴槽へ」では、 立ち姿勢を保持できず、車椅子から立ち上がれない車椅子使用者が浴槽に入ることができる入浴補助具を紹介しています。

バリアフリーの宿選択時の車椅子利用者の障害度

分離型入浴用車椅子(シャワーキャリー)+リフトでは、分離型入浴用車椅子の上部座部と下部台車が分離するので、入浴する際、上部を固定式リフトで吊ることで、湯船に浸かることができます。リフトは浴室の壁にレールを設置し横に移動するタイプや、柱に設置し回転移動するタイプがあります。脱衣室までは自分の車椅子で行き、浴室の入り口付近で分離型入浴用車椅子に介助してもらい移乗します。浴室内の移動は介助者に押してもらいます。浴室内での移乗がない、浴室内完結型です。

分離型入浴用車椅子(シャワーキャリー)

分離型入浴用車椅子(シャワーキャリー)+リフトによる入浴方法(椅子式の場合)の場合の入浴方法はつぎのとおりです。
  1. 専用の椅子(キャリー)に座り洗髪・身体を洗う
  2. 浴槽まで専用の椅子(キャリー)で移動し、所定の位置で、椅子と台車を切り離す
  3. リフトで椅子を可動し浴槽内まで移動し入浴する
分離型入浴用車椅子(シャワーキャリー)+リフトによる入浴方法は「揺れ」が大きいのが欠点です。一方、長所は使用する分離型入浴用車椅子(シャワーキャリー)は浴室内を移乗なしに何回でも移動できることです。注意すべき点は吊り上げられた状態での安全確保のためのベルトの調整です。使う人の体型を連絡して、宿泊施設に事前調整を依頼しましょう。逆に言うと、このリクエストに応えられない宿泊施設なら、キャンセルした方が懸命です。リフトの種類によって操作方法・使用方法が異なるため、事前に宿に操作方法・使用方法を確認しておきましょう。介助は同行者が行う、宿泊先スタッフが行う、有料のヘルパーの手配ができるなど、さまざまです。
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