手ブレ補正の選び方
ご紹介しているミラーレス一眼カメラの手ブレ補正方法はつぎの通りです。
- 1:交換レンズ側対応
- 2:デュアルセンシングIS
- 5:センサーシフト5軸補正
交換レンズ側対応
レンズ名称に「IS」がついたレンズには、レンズ内手ブレ補正機構、IS/イメージ・スタビライザー(IMAGE STABILIZER)が搭載されています。ISレンズに内蔵された手ブレ補正機能を使用すると、撮影するときのわずかなカメラの動き(手の揺れ)を補正して、鮮明な写真を撮ることができます。レンズ内手ブレ補正はファインダーで補正効果が確認できるため、安定したファインダー像を得ることができます。これにより、より正確な構図で撮影でき、高精度なピント合わせが可能になります。また、一本一本のレンズの特性に合わせて設計できるため、超望遠から標準ズームまで幅広い焦点距離で高精度な補正を実現することができます。ISレンズの手ブレ補正機能を使用するには手ブレ補正スイッチを「ON」にして撮影します。以上、キャノンによる説明です。
デュアルセンシングIS
キャノンの説明によると、揺れ検出のアルゴリズムが一眼レフカメラのEOSから進化し、レンズのジャイロセンサーに加え、カメラのCMOSセンサーの画像情報からブレ量を検出。この2つの情報を比較解析することで、レンズ側で検出できなかった低周波の揺れも高精度に検知、補正することが可能です。レンズの光学ISと合わせて最大5段分を達成しました。
センサーシフト5軸手ブレ補正
5軸手ブレ補正は、前後左右の角度ブレに加え、水平方向の並進ブレ(水平シフト)と垂直方向の並進ブレ(垂直シフト)、さらに光軸回転ブレ(ローリング)を補正できます。特に光軸回転ブレへの対応はボディ内手ブレ補正ならではのもので、レンズ内手ブレ補正では実現が困難と言われています。ロールの補正はボディ内補正でなければできないが、最初に実現して5軸補正としたのが2012年のオリンパスOM-D E-M5である。
5軸手ブレ補正は、前後左右の角度ブレに加え、光軸回転ブレ(ローリング)を補正できます。