シャッタースピードの「段」
手ブレ補正の効果を表すのに、「手ブレ補正シャッタースピードの◯段分」という表現が使われます。
ミラーレス一眼カメラの上部に下図のようなシャッタースピードダイアルがあります。
これを平面図で表したものが下図です。
例えば、手ブレせずに撮影できるシャッター速度の目安が1/250秒だったと仮定します。ここで手ブレ補正効果が3.0段分のカメラを使うと、遅い方(左)に3つ移動します。この場合、手ブレせずに撮影できるシャッター速度の目安が1/30秒に変化します。3.0段分に当たる秒数だけ長くシャッターを開いていても手ブレせずに撮影できます。つまり、光量が少ない夜景などを手ブレせずに綺麗な写真を撮影できます。
手ブレ補正の選び方
ご紹介しているミラーレス一眼カメラの手ブレ補正方法はつぎの通りです。
- 1:交換レンズ側対応
- 2:デュアルセンシングIS
- 3:センサーシフト3軸補正
- 4:2軸レンズ側対応
- 5:センサーシフト5軸補正
- 6:センサー5軸+2軸レンズ補正
- 7:電子5軸+2軸レンズ補正
ミラーレス一眼カメラの手ブレ補正はボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正があります。複数の交換レンズを揃える場合、ミラーレス一眼ボディ内手ブレ補正の組み合わせが、コスト的に見れば一番有利です。ただし手ブレ補正で最も効果的な望遠系の角度振れ補正については、レンズ内手ブレ補正の方が明らかに有利です。
ボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正の両方を採用しているメーカーはオリンパス・ソニー・パナソニック・富士フィルムです。ボディ内手ブレ補正を採用しているメーカーはニコンです。レンズ内手ブレ補正を採用しているメーカーはキャノンです。
各カメラメーカー別手ブレ補正
手ぶれの影響が出やすい夜景や薄暗い室内、あるいは望遠レンズ使用時でも、大きい手ブレ補正機能があると綺麗な写真が撮れます。