車いすで行く香取神宮

ぶらり車いすバリアフリー旅行

バリアフリーな観光地

車いすで行く香取神宮

「ハンディのちから」の「車いすで行く香取神宮」では、新型コロナの感染が続く中、車いすで近隣の香取神宮に行っていました。障害者やシニアなどのハンディをお持ちのお客さまが、車いすで香取神宮周辺旅行を計画されるときに役立つ情報をご提供しています。
今回の車いすで行く香取神宮旅行は往復とも自家用車を使用しました。目的地はパワースポット「香取神宮」です。「神宮」と名のつく神社は今ではいくつもありますが、平安時代から伊勢の他に神宮と呼ばれたのは、鹿島神宮と香取神宮だけです。このことはNHKの「ブラタモリ」でも放送されていました。別格の格式を持ちます。また、古くは鹿島神宮とともに、大和朝廷の東国・東北開拓の前線守護の役割でした。

香取神宮はバリアフリーを探す

香取神宮の神域は亀甲山の上にあり、その面積は123,000平方米(約37,00余坪)で他に境外社有地があり、広大な領域です。神域内には本殿の外に、数々の境内社・境外の摂社・パワースポットがあります。たくさんお参りしたいスポットがありますが、その多くは坂道・石段・未舗装の狭い道の先にあり、車いすではアクセスできません。しかし、このページでは、車いすでもアクセスできるルートと場所をご案内しています。
管理人が香取神宮にお参りするのは2回目です。前回お参りした時は片手杖で1kmくらい歩けましたが、今は両手杖と車いすを併用する「パートタイム車いすユーザー」です。車いすで境内まで行くことができるバリアフリールートがありますが、まず表参道の朱色の鳥居の前で拝礼するために、第1駐車場の障害者用スペースに車を止めて表参道を歩くことにしました。久しぶりの香取神宮ですが、Photo1のように以前お参りした時よりも営業しているお店が大分減り寂しい感じです。
香取神宮の参道正面にある第二の鳥居は、鳥居の朱色と周囲の老杉の緑とが良く調和して、神域の入口にふさわしい美観です。香取神宮は亀甲山の山林に造営されていますので、表参道は清々しさに溢れ、自然環境と一体化した美しさです。赤鳥居を境にして、路面の質&道の環境が感じ取れます。しかし、Photo2のように鳥居をくぐる通路の中央にあるスロープの先は朱色の柵が置かれ、車いすで通行できませんでしたので、第1駐車場に引き返して、自家用車で境内の身障者用駐車場に向かうことにしました。
境内の身障者用駐車場を使用するには事前連絡が必要と言われています。出発する前に第1駐車場にある多目的トイレを利用しました。第1駐車場を右に出て、すぐにPhoto3のように、県道沿いの第1駐車場西端にある「交通安全祈願車参入道」の看板の所を右折し、駐車場脇の舗装された旧参道を自家用車で上り、総門方面に移動しました。Photo4のように、旧参道を自家用車で走行すると車祓所(舗装済み)の付近で表参道と合流しますが、総門は階段なのでそこを通過してさらに奥の舗装された坂道を上ります。
総門右奥の舗装された坂道を進むと車椅子マークと「参入口」の文字が記載された看板があり、自家用車が通れる幅の舗装道路になっていますので、ここから境内にはいります。諏訪神社・古神札納め所の脇に身障者用駐車スペース(Photo6)があります。トイレ棟の向かい、廻廊と神楽殿の間にコンクリート製の短いスロープ(Photo5)があり、楼門階段を迂回して車いすで移動できます。拝殿付近の参道部分は石畳、他は玉砂利が敷かれており平坦で本殿裏手まで一周して移動できます。
Photo7のように、境内西方にひっそりと鎮座する、地震封じの要石があります。要石には強い霊力が宿っています。古くより、この地方は大変地震が多く、人々はとても恐がっていました。これは、地中に大きなナマズが住み着いて荒れ騒いでいるのだと言われ、香取・鹿島両神宮の大神様等は、地中に深く石棒を差し込み、大ナマズの頭尾を刺し通されたといいます。当神宮は凸形、鹿島は凹形で、地上に一部を現し、深さ幾十尺と伝えられています。
Photo8のように、香取神宮にはお水取ができる水場が祈祷殿の右手、社務所前にあります。お水取りとは神社などで湧き出ている御神水を頂き、その御神水を使って「心身の浄化」と「良い氣の充電」をする開運方法です。神社は古から神様が鎮まる場所で、御神域から溢れ出る御神水には「神様のエネルギー」が入っています。御神水を頂くことにより簡単に運氣改善ができるので、御神水が湧き出る神社に訪れたとき、管理人は必ず御神水をいただきます。
香取神宮の詳細については下記のリンクからご覧ください。 香取神宮
  
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