ガーデニング&園芸

クリスマスローズ栽培・繁殖

クリスマスローズを殖やす方法として、開花するまで約3年かかる種まき・発芽から6〜7年が過ぎてから行える株分け・手軽に行える苗によるクリスマスローズの繁殖情報を提供しています。

クリスマスローズの繁殖

クリスマスローズの繁殖には、 種まき 株分け 苗(小苗=1年苗[9cmポット植えなど]や2年以降苗[15cmポット植えなど] 開花見込み株・開花株 の購入などがあります。
種から育てて開花するまで約3年、小苗から育てて約2年かかります。 クリスマスローズの繁殖を種から行った場合、種から育てた株は親株の形質だけでなく、何代も前の祖先の形質が現れることもあり、好きな花色・花模様・花形を選ぶことができません。 好きな花色・花模様・花形を選ぶには、開花株を購入するか数年育てた大株を株分けするしかありません。
また、繁殖量と経済的な面を基準に考えると、大量に安く繁殖するには種まきか小苗になり、好きな数株をお金をかけても入手するには開花株の購入になります。株分けができる大株に育てるには開花後3~4年かかりますので、極めて少量しか繁殖できません。
  

クリスマスローズの株分け

クリスマスローズの株分け
クリスマスローズの植え替えする理由は、株の周囲に新しい芽が発生する状況を維持するためです。そのような状態を保つためには2〜3年ごとの植え替えが必要になります。
植え替えを怠り元気に生育したクリスマスローズは初めての開花後4〜5年すると、花茎が枯れた後が瓦のように「板根化」し、新しい花茎や葉茎は株の中心に立たず、板根化した周囲ばかりに立ち上がります。そのようになると、葉や花の数が少なくなります。
クリスマスローズの繁殖方法の一つのクリスマスローズの株分けの時期は発芽から6〜7年が過ぎてから行います。株分けする時期は関東以西の地区では10月頃、東北以北では降雪が無くなる4月頃です。
大株は古い芽が板状になっていますので、消毒したナイフなどで株分けします。このときあまり小さく分けすぎると失敗しますので、4〜5くらいの芽が付いている大きさに分けます。切り取った株の切り口は、殺菌剤や藁灰を塗って消毒します。

クリスマスローズの種まき

クリスマスローズの繁殖方法の一つのクリスマスローズの種は湿り気のある条件下で高温期、低温期を過ごしたら芽を出す特性を持っています。 高温処理を施してある種子を購入したら、種をまいたら暖かい場所には置かないようにします。再び休眠してしまいます。 クリスマスローズの繁殖方法の一つのクリスマスローズの種子は高温期(20~25℃)に6~8週間、低温期(0~5℃)に6~8週間当てることにより休眠から目覚め発芽します。まき時から逆算して冷蔵庫などであらかじめ低温に当てておくことが必要です。 秋まきで、今年芽が出ない場合は来年の冬に発芽することになります。その際、土に植えたまま、適度な湿り気を与えて乾燥させないよう管理します。
クリスマスローズの繁殖方法の一つのクリスマスローズの種子は5〜9月に販売されています。クリスマスローズの種子のまきどきは、暖かい地域においては4~5月か9月~12月、寒冷地においても4~5月か9~12月です。
すぐに種まきしない場合、種子は冷蔵庫の野菜室などで保存します。
よく水分を含ませた種まき用の土にバーミキュライトを2割ほど混ぜた土にまきます。種を植えたら1cm弱土をかぶせます。 直射日光・風・雨の当たらない場所で乾燥させないように管理ます。芽が出たら、10月中旬から5月中旬は十分に日当たりのところ。他の時期は午前中に日当たりのところで、西日は避けます。夏場は半日陰を好みますので、落葉樹の下が適しています。風通しをよくするため鉢植えの場合はフラワースタンドを使うか、下にフットポットや二重鉢などを使います。

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