医療リハビリと介護リハビリの違い?

健康生活ー病気予防

医療リハビリと介護リハビリの違い?

医療保険・介護保険リハビリ

一般的に、リハビリは公的保険でのサービスとして医療保険または介護保険で受けられます。しかし、自由にどちらかを選べるわけではありません。介護保険の認定を受けていなければ、医療保険が使えます。しかし、医師が認めた疾病に対するリハビリは医療保険で定められた期間内で受けられますが、その期間が満了後は介護保険が適用されます。
管理人は、病院の外来リハビリを150日まで医療保険で受けましたが、その後は介護保険の訪問リハビリを使いました。

医療保険・介護保険リハビリ

医療保険リハビリは、入院や外来(通院)などにより病院で行われるリハビリがこれに相当します。病院には理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などリハビリの専門職が多く、疾患ごとに専門的なリハビリを受けることができるという特徴があります。病院でのリハビリでは、筋力や動作能力などさまざまな機能を向上させ、病気以前の状態に戻すことを目標とします。病院では、その方が目指すゴールに合わせて専門的リハビリを提供していきます。歩行練習は起き上がりや立ち上がり動作が獲得できると、平行棒や歩行器などを用いて歩く練習が行われます。杖で歩いている方もおり、患者さんの歩行能力はそれぞれです。その方の最終目的である「失われた機能の改善を目標とする(機能回復)」を達成する練習方法を選択できます。
介護保険リハビリでは病院と違い、失われた機能の改善を目標とするわけではありません。“日常生活全般をリハビリと捉えた機能維持”を目的としています。利用者さんの活動範囲を広げたり、社会参加を促したりすることが重要視されます。最終的なゴールは自立支援であることに変わりありませんが、介護保険リハビリでは日常的な在宅生活を送ることに重きを置いていくことになります。実際に個々の利用者さんが自分ができると思う方法での自主歩行練習をしようと申請しても、施設側が容認しないこともあります。こんなことが起こる原因は、施設が決めた判定方法でその練習方法に少しでもリスクがあると、マンツーマンで直接スタッフが付き添うことが経営的に難しいからです。
管理人は約7年間介護保険リハビリを受けてきましたが、目的である「機能維持」をできず、近いうちに完全な車いすユーザー(フルタイム車いすユーザー)になってしまうのではないかと、恐怖に襲われています。しかし、日本の制度では「失われた機能の改善を目標とする(機能回復)」医療保険リハビリには戻れません。どうしたらいいのでしょうか!非常に矛盾を感じます。
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