ファイルの取り扱い
電子申請を行う過程で、画像をアップロード(登録)することが必要な場合がありますが、パソコン初心者にとっては失敗しやすい操作です。失敗しないために必要な知識はつぎの通りです。
- アップロード可能なファイル
- アップロード可能なファイル作成
- アップロードする方法
アップロード可能なファイル
つぎの例は特定給付金電子申請する過程で、振込銀行口座のエビデンス画像のアップロード(登録)を求められる場合です。まず最初にアップロード(登録)が可能なファイルが示されています。あなたはこれらのファイルを取り扱ったことがありますか。パソコン初心者の方々はほとんど「No」でしょう。しかし、最低限、画像ファイル(拡張子:jpeg,jpg,png,gif)くらいは覚えておいてください。
アップロード(登録)が可能なファイルは以下のとおりとなります。それ以外のファイルをアップロード(登録)すると、エラーとなります。ご注意ください。
Microsoft Excelファイル(拡張子:xls,xlsx)/Microsoft Wordファイル(拡張子:doc,docx)/Microsoft PowerPointファイル(拡張子:ppt,pptx)/PDFファイル(拡張子:pdf)/画像ファイル(拡張子:jpeg,jpg,png,gif,tiff,tif)/XMLファイル(拡張子:xml)/テキストファイル(拡張子:txt,csv)
アップロード可能なファイル作成
この例では、キャッシュカードあるいは通帳の画像を要求されていますので、スマートフォンやデジタルカメラで撮影するのが一般的です。その場合、画像ファイルの拡張子はjpeg,jpgとなるでしょう。
つぎに画像のサイズにも気を配りましょう。スマートフォンで通信の速度制限がかかっているなど通信速度が遅い場合、ファイルサイズの大きな写真はアップロードに失敗する場合があります。通信速度が遅いと思われる場合は、通信速度が速いWi-Fi等を利用するか、ファイルサイズを約数百KBくらいに小さくして登録します。
例えば、今はもうほとんど流通していない8メガピクセルのコンパクトデジタルカメラの最大サイズ(3263x2448pixel,27.64x20.73cm,300pixel/inch)で撮影しても、23MBくらいあります。通帳のサイズは概ねハガキ大ですので、サイズダウン・解像度ダウン・トリミングを半分にすると、サイズは0.8〜1.0MBになります。これで回線が混んでいてもエラーがでないでしょう。最新のデジタルカメラの画素数はこの3倍くらいになっていますので、サイズを落として撮影するか、小さくして使いましょう。iPhoneで撮影すると、3024x4032pixelで撮影しても、1.3MBくらいあります。
画像の登録に関する知識
最後に画像の登録に関する知識です。用意した画像はパソコンの何処かに保存されています。簡単なことですが、保存先を覚えておきましょう。管理人が職業訓練学校に通っていた頃、どしてもこれが覚えられない学生がいました。この画像を申請書のファイルにコピーする必要があります。
方法は、「ファイル選択」する方法と「ファイルをドラッグアンドドロップ」する方法があります。今回採用されている方法は「ファイル選択」する方法です。「ファイルを選択」ボタンをクリックすると、ファイルを選択する画面が表示されます。事前に用意した画像を選択します。申請画面で「ファイル選択」が「アップロード(登録)する画像のファイル名」に変わったら完了です。
「ファイルをドラッグアンドドロップ」する方法はFacebookで写真をアップロードする際に使われていますので、ドラッグ&ドロップでアップロードする方法を知っておくと便利です。別のフォルダにファイルを移動させるように、簡単にアップロードすることができます。複数枚を同時にアップロードすることも可能です。アップロード画面を開いたまま、Windowsの方はエクスプローラーで、Macintoshの方はファインダーで、ファイルを選択する画面が表示し、事前に用意した画像を選択しアップロード画面にドラッグアンドドロップするだけです。