平城宮跡歴史公園に入る
①平城宮跡歴史公園の南側にある「朱雀門ひろばバス停」行きのバスの待ち時間が長かったので、タクシーで平城宮跡歴史公園に向かいました。タクシーですと、天平つどい館へ徒歩1分の所で降車できます。
②「ぐるっとバス 朱雀門ひろばバス停」に停車していた「ぐるっとバス 大宮通りルート」線は2025年3月で廃止されました。奈良交通の大和西大寺駅南口」~「朱雀門ひろば前」~「近鉄奈良駅」~「高畑町」線(日中1時間あたり2本)が 2025年4月から運行されています。
③一般駐車場と別の場所にある「屋根付き障害者用駐車場(3区画)」を使用すると、屋根付き回廊を使うと、天平みつき館・天平うまし館・天平つどい館の3館を雨に濡れず(暴風雨を除く)に見学できます。
④天平みはらし館は展望デッキや宮跡展望室(会議室)から平城宮跡の眺望が楽しめます。映像で学べるVRシアターやレンタサイクルの受付・貸出、更衣室やシャワー室のあるジョギングサイクリングステーションも併設しています。
⑤天平うまし館は遣唐使の歴史解説コーナーを経て復原遣唐使船に乗り込むことができます。また、公園の景色を楽しめるカフェ、レストラン、お土産屋さんもあります。
⑥「朱雀門ひろば」には「復原遣唐使船」があります。全長30mで、まるで水に浮いているように設置されています。スロープ乗船なので車椅子で船内へ行くことができます。乗船口にはスタッフが常駐して案内してくれます。船内は精密に再現されているそうですが、甲板を車椅子で巡ることができます。
⑦朱雀大路を挟んで東側は国営の平城宮いざない館、西側は県営の観光交流施設が整備され、古都奈良の魅力を楽しんで頂ける空間と
なっています。
⑧天平いざない館はバリアフリーで奈良時代の平城宮を体感しながら平城宮跡全体の歴史や概要を知ることができるガイダンス施設です。平城宮跡内
で発掘された出土品や資料の展示、第一次大極殿復原にあたり製作された構造模型(1/5)も見応えがあります。
⑨2023年9月16日(土)より国営平城宮跡歴史公園で、WHILL社が開発する近距離モビリティWHILLのモビリティサービスが運用開始されました。WHILLは免許もヘルメットも不要で歩行領域(歩道・屋内外)を走れる近距離モビリティです。電動車椅子規格で開発されており、最高時速は6km。道路交通法上は「歩行者」の扱いとなります。利用するには1週間前までに平城宮いざない館に電話で予約し、WHILLを借りたい旨を連絡するだけでOKです!管理人もレンタルし、簡単な説明を受け、大極殿の大きなスロープを上がり、展示物を見てきました。
⑩天平いざない館を出て大極殿に向かいます。大極殿までは1.3kmあり、朱雀門→踏切→復元事業情報館→大極殿のルートで行きました。復元事業情報館まではほぼ平坦ですが、そこから150mは約10%の上り坂が続きます。朱雀門の出入り口は階段ですので、東側の段差がない通路を進みます。
⑪次は世界遺産平城宮跡を横切る近鉄奈良線の朱雀門北踏切を渡ります。前輪が踏切の隙間に挟まらないか心配でしたが、無事に渡ることができました。その後が田園風景の中を走行しました。
⑫大極門は臨時休業中で通れません。その手前に南側広場トイレ棟があり、寄り道しました。
⑬すぐ先に復元事業情報館が見えてきます。飲み物を買いに立ち寄りましたが、スタッフの方が後10分で大極殿は入場できませんと伝えてくれました。スタッフの方が管理人たちが行くことを伝えるので、「早く行きなさい」と言ってくれました。
⑭大極殿の北側に何回も折り返す大きなスロープ(床高さが地上約5.5mですので、2階建て戸建て住宅の庇くらいの)があります。ここを初めて電動車椅子で渡りました。
⑮大極殿は正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿でした。当時、天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていました。高御座(たかみくら)の10分の1模型も展示しています。これは平成22年(2010)の平城宮第一次大極殿の復原に先立って制作されたもの。
⑯第③項で一般駐車場と別の場所にある「屋根付き障害者用駐車場(3区画)」とお伝えしましたが、ここがその場所です。タクシーの乗降場と天平つどい館入口との中間点にあります。
⑰平城宮の入口には羅城門があり、74m幅のメインストリートである朱雀大路を北へ3.7km歩くと、突き当りが平城宮の正門「朱雀門」があります。朱雀門は最も重要な門であった。平城宮には 12 の門が設けられており、朱雀門は1998年に復元され、大極殿から眺めると、朱雀門の向こうに羅城門へと伸びた朱雀大路を感じることができます。