東大寺二月堂
①東大寺二月堂・法華堂に到着しました。お水取りで有名な二月堂は,大仏殿の東方にあり,8世紀後期の成立と考えられています。現在の堂は,1669年に再建された正面7間,奥行10間に及ぶ大建築で,前半が礼堂と西局及び舞台など,後半が内陣と外陣及び局で構成されています。管理人は長い階段を上がれませんので、同伴の妻が拝観してくれました。
②管理人は約30分間鹿と遊んでいました。人も鹿もごった返している「南大門・大仏殿」と違い、静かで人も鹿も数えるほどしかいません。インバウンドのお客様も数組です。
③ここまではタクシーで上がって来ましたが、平均で約7%傾斜している急な坂道を車椅子で降ります。行き先は2方向あります。一つは手向山八幡宮を経由して、東大寺中門または観光会館へ約400m行きます。二つ目は鐘楼・東大寺大湯屋・地蔵尊を経由して、約800m行くと東大寺ミュージアムの北側のT字路に出ます。右側に行くと南大門、左側に行くと大仏殿です。
二つ目のルートを選びましたが、地蔵尊を経由した地点で大問題が起こりました。その先の道路がスキーのジャンプ台のように見える急坂なのです。後で調べたら、距離は約60mくらいなのですが、傾斜度度11〜12%ありました。老老介護のカップルではとても安全な環境ではありません。思案していると、東大寺二月堂・法華堂方面から空車のタクシーが降りて来ましたので、乗車をお願いしたら、乗車することが出来ました。運転手さん本当に有り難うございました。
④親切な運転手さんに「南大門」へと告げると、画像No12のNo3の場所に連れてってくれました。ここは目の前に大きな参道があります。東大寺ミュージアムの北側で、右へ行くと南大門、左へ行くと中門・大仏殿の場所です。参道は拝観者で溢れています。東大寺の参道は石畳ですが、石畳の表面は場所によってかなり違います。綺麗に整備されて車椅子を押しやすい場所もあれば、隙間が目立ちガタガタする場所もあります。そんな状況のなかで、参道中央に幅1m位の質感が良く車椅子で走行しやすい石畳があります。しかし、画像No4のように拝観客で溢れている参道では、車椅子使用者を避けてくれるような人はありません。管理人は「Excuse me」を連呼しながら突き進みます。それでも「鹿」さんは別です。待つしかありません。
⑤何とか大仏殿廻廊・中門に到着しました。ここも人で一杯です。流石に「鹿」さんは少ないです。東大寺の「HP」には、「大仏殿廻廊・殿内は車椅子でお入りいただけます。車椅子で大仏殿を参拝される方は正面左手(西側)のスロープからお入り下さい。県営大仏殿前駐車場や大仏殿西側にあるタクシー乗降所から大仏殿入口までも、車椅子やベビーカーで通行できるよう整備しております」と書かれています。
⑩画像No10のよう注意書きを見つけました。どうやら、南側に戻って、中門の西側にある「入堂口」上がってチケット売り場に行き、チケットの購入し、ゲートのインターフォンで車椅子入場の依頼をする必要があるようです。そうすると、遠隔操作で解錠してくれ、使用者自身が重い扉を開けるように指示されました。
⑨先に見えるスロープを上がります。画像No9に大仏殿廻廊・大仏殿内の状況を説明しています。大仏殿廻廊・大仏殿内にスロープが3箇所、使用者自身が開ける必要があるゲートが2箇所あります。No2スロープとN03スロープ間の大仏殿廻廊の緩やかな傾斜があります。