ぶらり車いすバリアフリー旅行

車椅子で行く橿原神宮

2泊三日の2日目ですので、大和西大寺駅から橿原神宮の最寄駅である「橿原神宮前」駅で下車し、橿原神宮エリアに向かう。橿原神宮前駅ではちょっと傾斜があるスロープを降ります。右手の中央改札口を通り過ぎ、奥にある多目的トイレに向かいます。トイレは使用中で、7〜8分待つと健康そうな外国人女性が出てきました。日本人なら一言申し上げる所ですが、外国人でしょうがないな!中央改札口に戻り、ここから橿原神宮に向かいます。
橿原神宮は社務所前駐車場から外拝殿まで舗装道とスロープでつながっており、車椅子等でも参拝できます。
橿原神宮の第一鳥居までは約600m、勾配も3mくらいと傾斜はありますが、穏やかな傾斜です。
初代天皇・皇后を祀る大社として創建され、畝傍山南麓の森に鎮座する境内は甲子園球場13個分の広さです。地形は外殿へ向けて緩やかな上りで、通路中央は細かい砂利で敷き詰められていますが、車椅子で参拝できるように、途中まで左右に並行な舗装路が準備されています。石段には迂回スロープが設けられています。

橿原神宮の境内に入る

①ここまで来ると第一鳥居が見えてきます。右側に駐車場のゲートがありますが、車椅子使用者は真っ直ぐ進みます。
②左側に多目的トイレの案内がありますので、必要な方は立ち寄りましょう。
③第一鳥居の前で拝礼します。車椅子使用者は左右にある舗装路を走行するとよい。当日は日差しが強かったので、日陰になっている左側を走行しました。
④神橋の所も舗装路が準備されています。
⑤第二鳥居を過ぎてさらに進むと、左側に祈祷殿が見えてきます。祈祷殿には行かず、祈祷殿の右側のスロープを上がっていきます。すぐに南手水舎がありますので、お清めをします。
⑥参拝路を横切っている舗装路を経由して南神門に向かいます。
⑦南神門に沿って急なスロープがありますので、奥まで行って神符守礼授与所へ行きます。ここでお守りを購入したり、おみくじを引きました。
⑧この先に外拝殿へ車椅子で行ける舗装路があります。
⑨左折右折をすると、外拝殿へ車椅子で上がれるスロープがあります。
⑩南手水舎に戻り左に折れると、満々たる水を湛えた深田池があり、中央の橋を渡って季節の風情を感じながら池を半周できます。
⑪深田池は奈良時代につくられたと『日本書紀』にある溜め池「畝傍池」のことといわれ、夏場には睡蓮が見事に咲きます。池を渡り終わった所に多目的トイレがあります。
⑫長山稲荷社の参道は緩やかな傾斜がありますが、舗装されており車椅子でも参拝できます。
⑬西の鳥居は両側にスロープがあります。
⑭約400mで概ね平坦な西参道の両側は舗装されています。
⑮北神門は車椅子使用者には厳しい場所です。参道は全て砂利敷きで表参道のように舗装路がありません。北神門を潜るには12段の階段を上り下りする必要があります。2段の階段を下りて外拝殿までのルートの全て砂利敷きです。
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