車いす乗車する場所は、一般席・車椅子対応座席・多目的室などがあります。車椅子対応座席・多目的室には車椅子固定エリアがありますので、そこに置けば他の乗客に迷惑をかけることがほとんどありません。しかし、在来線特急列車に見られる、必ず座れなければならず客室内に車椅子の置き場所が無い場合は注意が必要です。車椅子対応座席が無い車両(1,3-8,11,12)で車椅子を客室内の自分の席に置く方法はつぎのとおりです。その場合、常に進行方向に対して一番後ろの指定席を予約し、座席とその後ろの壁の間を車椅子置き場として使うことです。
多目的室
多目的室の利用については、ハンドル形電動車いす利用者と、車いす対応座席では利用できない方、その他特段の事情がある方のみ予約できます。一部のデッキ付きの車両においては、サイズ、直角路走行性能及び180度回転性能を満たすハンドル形電動車いすで利用になれます。多目的室は具合が悪くなった方などが使用できる部屋です。普段は鍵がかかっていているので、車掌さんに病気・体調不良・授乳などの使用目的を言えば快く鍵を開けてくれます。2号車と9号車にこの多目的室があります。多目的室には、窓がひとつ、1人がけ用のイスと横になれる長イスがあります。多目的室内の椅子は変形させてベットにもなります。ここで急病人なども休むことができるわけです。
多目的室を使うときは車掌さんに声をかけて鍵を開けてもらう必要があります。