ぶらり車いすバリアフリー旅行

特急あずさで車椅子をどこに置く

車椅子の置き場

手動車いす・ジョイステック形電動車いす・ハンドル形電動車いす利用者が列車に乗った後に車いすを置く場所についても確認しておきましょう。車いす乗車する場所は、一般席・車椅子対応座席・多目的室などがあります。車椅子対応座席・多目的室には車椅子固定エリアがありますので、そこに置けば他の乗客に迷惑をかけることがほとんどありません。
また、JRの通勤電車や近距離の快速電車・一部の私鉄に見られる次の画像のように、区画が明確にわかる場合は問題ありません。
しかし、在来線特急列車に見られる、必ず座れなければならず客室内に車椅子の置き場所が無い場合は注意が必要です。車椅子対応座席が無い車両(1,3-8,11,12)で車椅子を客室内の自分の席に置く方法はつぎのとおりです。
下り列車の場合1ABCD(下の左側画像の向きが右になり後ろに隙間ができなす)に、上り列車の場合16ABCDや17AB/16CDに座席指定すると(下の左側画像のようになり)、後ろにその席の乗客が使える隙間があり車椅子を置くことができます。下り列車の場合1ABCDに乗るときは新宿側車両の乗降口から乗りましょう。当該車両のの乗降口から乗ると、前から後ろまで約一車両分車椅子移動しなければなりませんが、通路幅が57cmと狭く通れてない車椅子がほとんどです。
車椅子対応座席がある2・9号車の1ABCDの場合は、下り列車の場合は問題ありません。しかし、上り列車の場合、JRのお問い合わせでアドバイスいただきました。それは荷物置き場に置くことでした。その場所はあまり大きくなく、幅92cmx高さ70cmx奥行き上段68cm&下段75cmとかなり狭く、コンパクトな車椅子でない置けません。管理人が乗車したときは、車掌さんが予約が無かった後ろの"ABに置いてくれました。
下りあずさの最前列席(新宿に向かっている。後ろにその席の乗客が使える隙間がある)
下りあずさの最後列席(新宿に向かっている。後ろは2列目席の乗客の空間なので使えない)

グリーン車(9号車)

グリーン車(9号車)に車椅子で乗車する場合、車椅子対応座席(8A/8D)に乗車すれば、8Aの方は8Bに8Dの方は8Cに車椅子を固定することができます。それ以外の座席(1番ABCDから7番ABCD)に乗車する方は次のようなことに留意する必要があります。
  • 客室内の車椅子移動:管理人は一車両の前後に2箇所の乗降口がある列車を多く利用してきました。その場合、常に進行方向に対して一番後ろの指定席を予約し、座席とその後ろの壁の間を車椅子置き場として使ってきました。しかし、あずさE353系グリーン車(9号車)の乗降口は1箇所で、客室出入口の扉も1箇所です。この場合、1ABCDに乗車すると、8ADから1ABCDの間を先に進む必要がありますが、通路幅が47cm(普通車でも57cm)と狭く、車椅子は折り畳まないと進めません。わずか10mほどですが、車椅子に乗っている人は杖などを使って歩行し、介助者は折り畳んだ車椅子を押す必要があります。あずさ3号(下)では、9号車の乗降口から乗り込むと、1列目まで8列目分の杖歩行と折り畳んだ車椅子の移動が必要だが、8号車の乗降口から乗り込むと、車椅子に乗ったまま8号車のデッキを通り、9号車の1列目の前で移乗できます。
  • あずさ3号の置き場所:あずさ3号の1ABCDはグリーン車(9号車)の一番後ろになりますので、座席とその後ろの壁の間を車椅子置き場として使えますので問題ありません。
  • あずさ30号の置き場所:あずさ50号の1ABCDはグリーン車(9号車)の一番前の席になりますので、車椅子を置く場所がありません。車椅子置き場の第一候補はデッキにある荷物置場ですが、その場所はあまり大きくなく、幅92cmx高さ70cmx奥行き上段68cm&下段75cmとかなり狭く、コンパクトな車椅子でない置けません。
  • 荷物置場:5、7、10、12号車とグリーン車には荷物置場があり、そこに大きな荷物を置くことができます。注意点としては誰でも荷物を置くことができるの空いていない場合もあります。また2段になっているため高さがなく、基本は畳んで縦に置く形になります。横倒しで置くと1個おいただけでいっぱいになってしまいます。5、7、10、12号車では客室内に、グリーン車ではデッキにあります。
あずさ3号(千葉駅➡️松本駅)グリーン車(9号車)
あずさ50号(千葉駅⬅️松本駅)グリーン車(9号車)
あずさ普通車荷物置場
あずさグリーン車荷物置場
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