様々なアングル
管理人が花を撮影する場所は、主に自宅の庭・散策中の道端・公園やテーマパークのお花畑です。自宅の庭・散策中の道端では、一輪の花を主役に撮影することが多いですが、公園やテーマパークのお花畑では、同じお花の畑の一部を切り取る構図・色々な種類のお花畑を画面に入れる構図・空を思い切って入れる構図・旅の記念写真など色々です。花弁をクローズアップするときは背景をぼかしますが、風景として撮らえる場合、花の群生地をぼかして背景を際立たせる方法もあります。多くの花は重なったり、一面に広がっている群生していると魅力が増すので、管理人はなるべく花畑のような場所を探します。管理人は桜や梅などの高さのある樹木、芝桜などのグランドカバー、菜の花・チューリップ・ネモフィラ・コキア・彼岸花などの花の群生地を撮影してきました。
一部を切り取る構図
花弁を主題に、蕾み・葉・枝などを副題に切り取る構図です。主題の配置の仕方によって、日の丸構図・対角線構図・三分割構図があります。日の丸構図は主題となる花弁を真ん中に置きますので、「最も見せたいもの」が明確になります。管理人の写真はこのWebサイトで使う物が殆どですので、特徴が客観的に分かる日の丸構図が多いです。対角線構図は複数の被写体を斜めに見える位置に配置することで「立体感」や「躍動感」を演出することができます。三分割構図は縦横それぞれ三分割し、それぞれの交点の一つに写真の主題となる要素を配置します。
ひまわり・皇帝ダリアなどの背の高い植物を除けば、多くの花、特にグランドカバーと言われる芝桜やクリスマスローズなどは低い位置に咲いています。低い位置に被写体がある場合、ファインダーを覗いての撮影や構図の決定が難しくなります。低い位置の被写体はローアングルから撮影しますが、デジタルカメラの可動式背面液晶モニターのバリアングルやチルト機能を活用すると容易に撮影できます。
色々なお花畑を入れる構図
この構図は前景の花畑の先に道路や小川が広がり、さらにその先にも花畑が見渡せる大きな群生地で使える引のカット構図です。この構図は空を入れず、画面いっぱいに花畑を入れて、ダイナミックな遠近感を表現する撮影方法です。天候にかかわらず、広々した花畑はそれだけで花畑の広がりや周囲の様子までも伝わる写真になります。その先にも花畑のアクセントになるよう大きな樹木などがあればそれも入れてフレーミングしています。

群生地の花が密に咲いている状態を撮影する場合、少し遠巻きにハイアングルから見下げるように撮影しますが、デジタルカメラの可動式背面液晶モニターのバリアングルやチルト機能を活用すると容易に撮影できます。また、望遠の圧縮効果を活かして35mm換算120mmの中望遠以上の画角で撮影すると、競うように咲く花と広がる背景を密生感を出しながら表現できます。
空を入れる構図
花畑の向こうに山・海や空がある場合、画面全体の3分の1を山・海や空に、遠景まで広がる花畑が3分の2を占めるように配置すると、手前の花畑を主役にし、山・海や空の存在感も確保し、風景の美しさが印象深く感じられる仕上がりになります。フレームを縦に三分割して、メインの被写体の花畑が3分の2を占めるように写すフレーミングは、「三分割法」と呼ばれる構図です。