花を風景として撮らえるズーム交換レンズ

交換レンズ


レンズ設定

花や植物撮影は広角から望遠、マクロなど、撮りたいイメージに合わせた様々な撮影パターンがあります。中でも人気なのは、花を主題にしてダイナミックに写すマクロ撮影や、望遠でのズーム撮影です。花弁が大きさにより、1輪または数輪の花弁をクローズアップし、絞り値はできるだけ低く設定し、背景をぼかすように撮影します。「ぼけ」というのは写真においてミラーレス一眼カメラだからこそできる表現の一つです。ミラーレス一眼カメラはレンズ交換で簡単に画角変更が可能ですが、コンパクトデジカメは接写・マクロ機能が付いていないと、近接撮影ができません。従って、ミラーレス一眼カメラをお勧めします。

交換レンズ


超広角レンズ

超広角レンズは目で見る範囲を超えて撮影でき、写真は強烈な印象を与えることができます。広い範囲が写る広角レンズは余計なものまで画角に入ってしまうことがあり。撮影後によく見たら関係ない物が入っていたりします。広い範囲の撮影はピント合わせも重要で、前後で距離がある場合はF値を8〜14にすることで全体にピントが合わせやすくなります。
注意すべきことはつぎの通りです。
  • 意図しない物が写らないようにする
  • 全体にピントを合わせる
  • 水平を保つ
超広角レンズは近くの物は大きく、遠くの物は小さくする特徴があります。花をクローズアップで撮ると、後の雰囲気も切り取ってくれパースペクティブを活かしたダイナミックな感じの写真に仕上がります。超広角レンズを使って接写で全景を撮影すると、ユニークな風景の表現が可能になります。超広角で撮影すると、花の一輪一輪が小さく遠い感じに映りますが、接写で花の群落の中にカメラを近づけて接写するとまた違ったイメージの写真になります。

『11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)』は、
  • 焦点距離・35mm判換算16.5-30mm相当をカバー
  • F2.8の明るさを実現したレンズ
  • 風景写真を撮影に加え、最短撮影距離が0.15m(ワイド端)
  • 広角端で撮影すれば、パース効果を活かしたダイナミックな花の写真撮影
  • 背景をぼかした柔らかな写真撮影も
  • 大きく鮮やかな花をよりインパクトのある写真に


超広角交換レンズ


広角レンズ

国立・国営公園やテーマパークにある花の群生地・山岳景観・海や湖景観全景を風景として撮らえる機会は多いと思います。近づくと一つ一つの花を捉える構図もありますが、離れた高台から見られる小さい花が群れになっているお花畑を捉える構図もあります。そのような場合は、広角レンズを使用して全景を写してあげることがおすすめです。小さなF値(絞りを開放で撮影)の背景がぼけた写真とは逆に、絞り値をF8~16程度まで上げて全体にピントが合せましょう。一点にピントを合わせたいときなど、撮影者の狙いがある場合は、全景を写す撮影でも絞りを開放で撮影すると面白い写真が撮れるでしょう。


『フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR』は、
  • 富士フイルムXマウント対応の広角レンズ
  • 35mm判換算で焦点距離15-35mmのレンズ
  • 強烈なパース効果(遠近感が強調される効果)が出る。花畑を目で見るよりダイナミックに表現
  • 花に近づいて撮影すると小さな花も大きく見せられる
  • 背景の広大な景色も写真に収めることができる
  • 花や植物の迫力ある風景写真が撮りたいという方にオススメ


広角交換レンズ



標準ズーム交換レンズ


標準ズーム交換レンズは広角レンズと望遠レンズの間くらいの撮影範囲を持つレンズでとても使い勝手がよいレンズです。全体を大きく写し込んだり気になる一部を大きく切り取ったりと標準ズームレンズは1本でさまざまな表現が楽しめるレンズなのです。標準ズーム交換レンズには「望遠になるほど大きくボケる」という特徴があります。1本のズームレンズでも広角側より望遠側の方がボケた写真が撮れます。1本でさまざまなイメージの写真が撮れる標準ズームレンズは比較的軽いものも多く、持ち歩くのには最適です。

望遠レンズ

望遠レンズも、被写体との距離があるシーン多い花撮影では使用頻度の高いレンズです。近寄れない遠くの花を撮ったり、花を大きく写したり、ボケを活かして花を撮ったりします。障害者や高齢者は高木に咲く花・近づけない急坂や崖の上の花・柵などで近づけない場合などの撮影に活躍します。
背景をボカして情報量を減らしたり、主題の前後にボケを作って際立たせたりと、高画素機のメリットの一つかもしれません。花の望遠撮影の特徴は背景がボケやすいことです。焦点距離が大きくなるほど、写る範囲が狭くなり、背景のボケかたも大きくなっていきます。その時の被写体の花の大きさは撮影者自身が花から離れたり近づいたりして調節します。被写体が大きく写るので、近づく必要はなく、撮影者は被写体から離れて撮影します。
70-200mmF2.8といえば各社各マウントにおける看板レンズで、キャノン・パナソニック・ソニー発売され、他の3社では55-200mm・50-250mm・75-300mmが発売されています。

望遠ズームレンズ


マクロレンズ

花や植物の撮影で好まれるクローズアップ撮影は、被写界深度が浅いため、AF(オートフォーカス)ではピンボケすることが多く、ピントが合わせづらいという欠点があります。そんな時に使えるのが、自分でピント調整ができるマニュアルフォーカスモードです。ほとんどのミラーレス一眼カメラはAF(オートフォーカス)機能付きですが、コンパクトデジタルカメラではマニュアルモードの無いカメラもあるため、購入時にはチェックが必要です。
単焦点マクロレンズレンズはズームレンズより絞りの開放F値が明るいものが多いです。さらにこれらのレンズは0.5倍まで寄れるので、背景はもちろん、前後も美しくぼけて、ふんわりした雰囲気を引き出せます。同じ撮影倍率で撮影すると、焦点距離の長いレンズでは背景の写る範囲が狭くなり、ボケ量が大きくなります。背景をすっきりさせるなら焦点距離の長いレンズで、背景の雰囲気を感じさせたいなら焦点距離の短いレンズを使います。



『70mm F2.8 DG MACRO』は、
  • ソニーEマウント、キヤノンEFマウント、ライカLマウント、シグマSAマウント
  • 35mm判換算で焦点距離70mmのレンズ
  • とろけるようなボケが楽しめます
  • マクロだけでなく中望遠レンズとしても使える
  • 最短撮影距離:0.258m
  • 花や植物を入れた風景写真を撮影したい方にオススメ

マクロ交換レンズ


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