クレマチスの病気
クレマチスの病害虫である立ち枯れ病、シラキヌ病、赤渋病、うどんこ病、根頭がん腫病などへの対処法はつぎのとおりです。
立ち枯れ病
クレマチスの病害虫である立ち枯れ病は枝が茶色や黒褐色に変色し、被害箇所より上部が立ち枯れ状態になります。カビが原因の病原菌によって、湿度が高い梅雨から夏に起こります。防止対策は次の3点です。
- 葉が傷付かないようにしっかり誘引
- 過湿を避け通風をよくする
- 被害にあった場合は枝の基部から切り取って除去する。
シラキヌ病
クレマチスの病害虫であるシラキヌ病はクレマチスが生育が悪かったり、下葉がしおれて黄色に変色する症状が現れ、地際部に白い絹糸のようなものがまとわりつきます。防止対策は次の3点です。
- 酸性土壌で発生しやすいために、苦土石灰の散布で予防します
- 土壌に水はけをよくする
- 感染した植物は土壌ごと取り除きます。
赤渋病
クレマチスの病害虫である赤渋病は葉の表に少し膨らんだ黄色の斑点、葉の裏に赤かっ色の胞子のようなものが付着して、次第に葉が変形して枯れます。防止対策は次の3点です。
- 窒素分が過剰だと病気を助長しますのでバランスがよい施肥を行います。
- 通風をよくする。
- 病気で落葉した葉は焼却します。
うどんこ病
クレマチスの病害虫であるうどんこ病は新葉や枝が、粉を吹いたように白くなります。春秋の比較的低温で、乾燥した環境で発生しやすくなります。防止対策は次の2点です。
根頭がん腫病
クレマチスの病害虫である根頭がん腫病は生育が徐々に悪くなり、枝が伸びなくなります。落葉するなどの症状が現れ、地際部にコブができ、重症の場合は枯れます。防止対策は次の3点です。
- 特に夏に根を傷つけない。
- 土壌に水はけをよくする。
- 苗を購入する時に持ち込まないようにします。