ガーデニング&園芸

クレマチス栽培・夏の管理

「クレマチス栽培・夏の管理」では、遅咲き品種が満開を迎えますので、高温多湿の夏を超すために花後の剪定を適切に行い、二番花・三番花を楽しむための作業のクレマチス栽培・夏の管理情報をご提供しています。また、この時期は挿し木の最適期です。特に新枝咲きの挿し木は7月中旬までに行います。

置き場所

クレマチスの置き場所は地温の上昇や葉やけに注意することです。クレマチスは寒さには強いのですが、日本の高温多湿の暑さは苦手です。庭植えのクレマチスの株元には一年草などを植えて地温の上昇を防ぎます。鉢植えのクレマチスは遮光ネットなどで日陰を作り、夏の照り返しを防ぎます。

水やり

クレマチスの水やりは、朝夕の涼しい時間に、鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりします。夕方の水やりは地温の上昇を防ぐのに有効です。日中の少量の水やりは、土中の水が高温になり、根腐れなどのダメージを与えますので厳禁です。梅雨の間は庭植えは必要ありません。

肥料

クレマチスの肥料は、夏も咲き続ける新旧両枝咲き系や旧枝咲き・早咲き系クレマチスには、薄めの液体肥料を定期的に与えます。鉢植えは5号鉢で2~3個、2g程度の発酵有機質肥料を3~4個、鉢の縁に置き肥。 庭植えの場合は鉢植えの2~3倍の量を置き肥。

剪定と誘引

クレマチスの剪定と誘引は、新旧両枝咲き系や旧枝咲き・早咲き系クレマチスに行います。新旧両枝咲き系や旧枝咲き・早咲き系クレマチスは8月中旬から下旬に剪定すると、秋に開花します。旧枝咲き・早咲き系クレマチスの今伸びている枝を剪定すると、翌年の花芽ができません。

病害虫

クレマチスの病害虫対策は、うどんこ病・葉枯れ病や青虫・毛虫による食害対策です。7~8月は白絹病(菌核病)が発生します。
白絹病は地際の茎や根がやられます。 地面近くの茎が茶褐色から黒褐色に変色して、腐りだします。

  

ガーデンの様子

5月に剪定した早咲き品種は2番花が咲きます。遅咲きのものでも、下旬に2番花が咲くものもあります。
この時期は株が弱ります。高温対策を施したり、肥料を控えめにするなどが必要です。
病虫害も出やすい時期です。
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