ガーデニング&園芸

クレマチス

「クレマチスの植え付け」では、クレマチスの庭への植え付け・鉢への植え付けに適している品種・植え付け時期・植え付け場所・用土・植え付け作業に関する情報を提供しています。

クレマチス庭への植付け

庭(ガーデン)で多数の花が咲き株が花で覆われる株立ち状クレマチスや木立性クレマチスを楽しむために、庭(ガーデン)にクレマチスの植え付けをします。

庭植えの最適品種

庭植えクレマチスの植え付けに適した品種は、植え付け後2~3年で株立ち状(株立ちとは、地中の根株は一つで、根元から数本の幹が出ているものを言います。株立ちの植木は、一本で景色が出来るためシンボルツリーとしてとても人気があります。)となり、多数の花が咲き株が花で覆われる多花性の品種です。
幼苗(一年苗・二年苗)を1年間鉢で育てて成株にした苗か、開花株を植え付けます。

庭植えの最適時期

庭植えクレマチスの植え付けの最適期は11月と2月頃です。4月から9月頃の開花を見るならば、花後の剪定が終わった後が最適です。

植付け場所

庭植えクレマチスの植え付け場所を選ぶ際に大切なことは、乾燥しにくい日当たりのある程度広い空間を移植をしない覚悟で選ぶことです。
クレマチスの枝は日の当たる方向に伸びる性質があります。株元が多少日陰になっても、伸びてきた枝に一日に3~4時間以上の日当たりがある、東側の場所なら大丈夫です。そして、庭植えクレマチスの植え付けにはつるが伸びて花が咲く方向が見える位置関係が必要です。ただし、クレマチスは株元に直接日光が当たることを嫌いますので、株元に根が浅い一年草などを植え込んで、庭植えクレマチスの植え付け場所の日よけや泥よけを行います。 クレマチスは移植を極端に嫌いますので、花の咲く向き・日当たり・湿度などを十分考慮して、将来移植が必要ない場所に植え付けます。
また、クレマチスは乾燥を極端に嫌いますので、乾燥しやすい場所への植え付けは避けましょう。例えば、ブロック塀の壁面の近くや根が張った樹木の下などは乾燥しやすい場所です。

植付け作業

庭植えクレマチスの植え付けで注意することは、用土と植え付け深さです。庭植えクレマチスの植え付け場所に直径&深さが40~50cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土やピートモスなどの有機質を30%程度と緩効性化成肥料を二握り程度混ぜ合わせて戻します。植え付け深さは2節くらいが土中に埋まるようにします。ただし、モンタナ系や冬咲き系は1節が土中に埋まるようにします。
トレリスとラベルを立てて、最後にあんどんを丁寧に取り除き、トレリスにつるを誘引します。

クレマチス鉢への植付け

つるの長さが1.5m以下のフォステリー系、アトラゲネ系、インテグリフォリア系クレマチスは鉢にクレマチスの植え付けて楽しむことができます。

クレマチスの鉢選び

クレマチスは根が長く伸びる直根性植物ですので、直径より深さが大きい深鉢を選びます。深鉢の材質は特に問いませんが、紙鉢や木製鉢は避けた方が手間がかかりません。

クレマチスの鉢の置き場所

クレマチスの鉢の置き場所は日当たり・棚置き・防風を考えて選びましょう。 一日に3~4時間以上の日当たりがある場所に鉢を置きます。地面に直接鉢を置くと、病害虫の弊害もありますので、棚やフラワースタンドの上に置きましょう。

クレマチスの植付け用土

鉢植えクレマチスの植え付け用土は保水性があり、水はけがよい用土を選びます。鉢植えクレマチスの植え付け用土は通気性も大切です。例えば、赤玉土50%+ピートモス40%+バーミキュライト10%・赤玉土50%+腐葉土30%+パーライト20%・鹿沼土40%+ピートモス30%+バーミキュライト30%に、元肥として緩効性化成肥料を少量(5号鉢で6g、6号鉢で10g程度)まぜるとよいでしょう。
クレマチスの根のタイプは品種により、太根性(太く長い根で側根があまり出ないタイプ)、細根性(細かいひげ状根タイプ:アトラゲネ系やタングチカ系)、その中間タイプがあります。細根性タイプは根詰まりしやすいので、くずれにくい用土(バーミキュライトの代わりに軽石など)を少し混ぜます。

適宜に植え替え

クレマチスの鉢植えは土の量が少ないので、根が鉢に中でいっぱいになり、根詰まりを起こしますので、2年に1回程度で一回り大きな鉢に植え替えます。

  
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