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シネマグラフ

シネマグラフ(Cinemagraph)

シネマグラフは「動かすもの」と「動かさないもの」を選び、違和感を生ませることで人の目を惹き付けることができるGIFアニメーションです。
動画の中から、列車や水の流れなど繰り返しのポイントを見つけ出し、ループの繋ぎ目が自然なほど不思議さが増します。また、GIFならではのカラーノイズが、静止画っぽさを際立たせています。
また、画像内に人が入っていると、動いている物との対比が分かりやすいです。いろんな組み合わせがあるはずです。

動きのパターン

動きのパターンとしては、常に動いて分かりやすい画像と、動いている箇所が分かりにくい画像があります。
一定の動きを繰り返す画像は、見ていて飽きず心が和みます。波打ち際や川の流れ、ゆっくりと動く空の雲、高速道路の流れ、植物の揺らめき、深々と降る雪、観覧車や水車などの回転物は、ずっと見てられます。自然を取り入れるのや、生活の一部を切り取ったノスタルジックな雰囲気もシネマグラフに適しています。
また、止まるはずの物や増えるはずの物、落ちるはずの物など物理法則を無視したような驚きを加えると面白いシネマグラフができます。

用意するもの

シネマグラフを作成するためには、つぎの機材が必要です。
  • 写真加工エフェクトを加えた動画が撮れるデジタルカメラ:ポイントとなる部分的のみの動きが撮影されたビデオ動画が必要となります。空撮の多くは全体が動いている場合が多いので、シネマグラフに向いていません。
  • 交換レンズ
  • 三脚:カメラ三脚を用いて、動かしたいポイント以外は静止画のように固定して撮影します。ワイヤレスのリモコンでシャッターを操作できるようなデジタルカメラが用意できれば理想です。
  • Adobe Photoshop CC

ミラーレス一眼カメラ!


ズーム交換レンズ!


単焦点交換レンズ!

撮影と加工

撮影の際の注意点はつぎのとおりです。
  • ループでつないだときに違和感のない被写体の動きを撮る
  • 背景に動きがないものを選ぶ。つまり、固定したアングルで一定の動きをする動画素材です。
  • 三脚でデジタルカメラをしっかり固定する
  • 素材となる動画の長さは10秒程度あれば十分です。
  • 彩度などを落としてファイルサイズを抑えますが、余計な色はなるべく入らないようにする
コツシネマグラフの加工のコツは通常、一定の繰り返しを行う動きや一瞬の動き、繋ぎ目の分かりにくい動きが加工しやすいのです。
液体を注ぐシネマグラフ では、最初と最後では明らかに違いが生まれ、繋ぎ目が不自然になります。そのため、Photoshopの編集では、通常再生コマを複製し、逆再生にして後ろに貼り付けます。そうすることで進むと戻るの繰り返し動画が完成します。
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