ぶらり車いすバリアフリー旅行

バリアフリー旅行計画・車椅子で楽しめる行き先

「ハンディのちから」の「バリアフリー旅行の行き先」では、歩行が困難な障害者やシニアなどのハンディのお客さまの病気や怪我の予防やストレス解消の役にたつ、 山岳景観・草原&湿原景観・展望景観・海・湖・神社仏閣・お城・動物園&水族館・テーマパーク&遊園地・美術館&博物館・温泉などのバリアフリー旅行の行き先情報を提供しています。
歩行が困難な方のバリアフリー旅行の行き先を決める最大条件は車いすでどの程度容易にアクセスできるか否かです。健常者と同程度の楽しみ方を求めると行き先は無くなります。そこで管理人は50〜70%が満たされればそこを行き先に加えます。

山岳景観&展望景観を楽しむ

バリアフリー旅行の行き先が山ならば、山を楽しむ日本の国立公園や海も山も楽しめる日本の国立公園などはいかがでしょうか。
山を楽しめる国立公園は大雪山国立公園・秩父多摩甲斐国立公園・中部山岳国立公園・上信越高原国立公園・阿蘇くじゅう国立公園があり、海も山も楽しめる国立公園は9か所もあります。
これらの公園は車いすで乗れるロープウェイなどで山頂に登り絶景を眺めたり、湖を遊覧船で楽しんだり、湿原や草原の木道を散策したり、スカイラインをドライブしたりできます。障害者やシニアなどのハンディでも車で行ける山頂やバリアフリーのロープウェイ、バリアフリーの遊覧船、湿原や草原を車いすで散策できる木道を探して楽しむことができます。

車いすで行ける国立公園


車いすで乗れるロープウェイ


海を楽しむ

バリアフリー旅行の行き先が海ならば、海を楽しむ日本の国立公園や海も山も楽しめる日本の国立公園などはいかがでしょうか。
海を楽しめる国立公園は知床国立公園・陸中海岸国立公園(下の写真は陸中海岸国立公園内の鵜の巣断崖展望台)・伊勢志摩国立公園・足摺宇和海国立公園・山陰海岸国立公園・瀬戸内海国立公園・西海国立公園・西表石垣国立公園があり、海も山も楽しめる国立公園は9か所もあります。
展望台から海を眺めたり、遊覧船に乗って海から陸を眺めたり、海辺を散策したりできます。障害者やシニアなどのハンディでも車で行ける展望台やバリアフリーの展望台、バリアフリーの遊覧船、砂浜での走れる車いすを探して楽しむことができます。

車いすで行ける国立公園


  

神社仏閣に参拝する

神社仏閣から連想するもことは急な階段・段差・狭い通路・和式トイレなどでは無いでしょうか。これらは車いすユーザーの難敵です。
これらの課題を解消されている神社仏閣もあり、管理人は神社仏閣の車いす参りも旅程に加えています。そのときの判断基準は、車椅子に撮って難敵の砂利舗装の中に車椅子が通れる舗装通路があるか、老老カップルでも上がり下がりできるスロープやエレベーターなどがあるか、階段の参道の他に車椅子に対応した平坦な参道(平坦でなくても本殿や社殿の脇まで車で上がれる非公開ルートも含む)があるか、車椅子だけでなく、ベビーカー、オストメイトなど多様な人が使えるような多目的トイレがあるかなどです。また、「そのように設備がないが、人的に支援するシステムある」ことは評価の一つでしょう。
例えば、管理人の近隣にある成田山新勝寺のバリアフリーをご紹介します。 成田山の境内は大きく分けてつぎのの三段に分かれます。
*境内下段・総門レベル:手水舎・弁財天堂・修行道場・光輪閣など
*境内中段・大本堂レベル:大本堂・三重塔・鐘楼・一切経堂・釈迦堂・聖徳太子堂・聖天堂・奥山広場など
*境内上段・平和の大塔レベル:額堂・朝日観音堂・天満宮・開山堂・光明堂・平和の大塔 ・成田山醫王殿など
境内下段から境内中段へは 車椅子の方・足の不自由な方は正面石段を上らず矢印の方に進むとエレベーターがあります。
境内中段から境内上段へもエレベーターがあります。
大本堂内へは、車椅子で参拝の方も、車椅子のまま堂内に入ることができます。賽銭箱の左側(右側)にいる係の方にお願いすればスロープをセットして堂内にはゴザを敷いて車いすのまま堂内に入ることができます。
平和の大塔右側には車椅子用のスロープがあります。車椅子の方は二階の明王殿を外から見る事ができます。
6か所ある全てのトイレに車椅子用トイレが備わっています。






伊勢神宮の玉砂利の参道で、タイヤの太い参拝専用の車椅子を借りることができますが、介助が必要なため、ボランティアの方がその役割を果たしています。「伊勢おもてなしヘルパー」による有償のサポート体制を確立され、内宮の参道の車椅子介助の他、希望者には、ご正宮前にある25段の階段を、車椅子ごと上げるサポートも行っています。

管理人が参拝の出雲大社


管理人が参拝の諏訪大社


管理人が参拝の身延山久遠寺


管理人が参拝の鹿島神宮


管理人が参拝の香取神宮


管理人が参拝の麻賀多神社


管理人が参拝の戸隠神社

お城を楽しむ

お城も神社仏閣と同様に車いすユーザーにとって、障害物の山のように思われているでしょう。
エレベーターで天守閣まで上がれるお城は、大阪城・名古屋城・唐津城・岡山城・熱海城・亥鼻城があります。車いすユーザーは下から撮りがちな天守閣ですが、お城の上から眺める海や街も素晴らしいです。エレベーターでひとっ飛びすることで、たっぷりと眺望を楽しむ時間を確保できます。
大阪城の1つ目のエレベーターは天守台(石垣)部分を上に行くことができます。外部エレベーターは普段は利用できませんが、チケット購入の場所で訪ねてもらえば利用できます。天守台上にやってきたら、このまま天守閣の1階に入場すると、2つ目のエレベーター「館内エレベーター」があります。このエレベーターは基本的には1階から5階までしか行けません。5階から展望台の8階までは階段で上る形になっています。担当の方に依頼すると、車椅子や足の不自由な方は、1階から8階までエレベーターで展望台まで直通で行くことが可能です。
名古屋城は実は屋外エレベーターと天守閣内のエレベーターを利用して5階まで行くことができます。5階からは名古屋のまちなかや濃尾平野を眼下に見ることができます。各階の展示室通路は広く、スムーズに見学できます。
唐津城は斜行エレベーターという山の斜面に沿ってのぼっていくエレベーターで登れます。高低差は34mですのですぐ着きます。上段広場と呼ばれている本丸に相当する場所に着きます。天守内は階段ですので、車椅子ユーザーは入れません。
岡山城天守閣入り口の地下1階からはエレベーターで4階まで上がれます。4階から6階は階段になります。一番上までは階段で2つ階を登ると、シャチホコが目の前に見えたり、その脇から後楽園を眺めることができたり、一見の価値があります。
熱海城は地上43m、海抜160mからの360度パノラマの眺望は熱海随一!熱海市街一望はもちろん、湯河原。新鶴半島、晴れた日にはぽっかり浮かぶ初島や大島、その先に網代・伊東方面の伊豆半島。入り口から天守までエレベーターで行けます。しかし、主要道路からお城までは急勾配の道ですので、タクシーか自家用車移動がおすすめです。
亥鼻城は中に入ると順路が案内されていますが、展示物を見ながら上に向かう階段と、一気に展望室に行けるエレベーターのどちらかを選ぶこになります。天気の良い日であれば筑波山、さらには富士山も望むことが可能です。

大阪城


名古屋城


唐津城


岡山城


熱海城


亥鼻城


小田原城

城址への入口は、「正面入口」「学橋」「南入口」「北入口」の4ヶ所がある。敷地内駐車場から車椅子で直接本丸広場に向かうには「南入口」を利用すると全て整備された道路を通ることができるようになっています。距離と勾配は、600mと平均勾配で約3%ですが、延々と上りが600m続くので、介助者もそれなりの体力が必要です。5層構造の天守閣の5階には天守を再現した常設展示と展望デッキがあります。展望デッキからは相模湾が一望でき、小田原の城下町を見下ろせますが、残念ながら天守閣へは階段のみのアプローチのため、車椅子のままでは入場することができません。

管理人が上がった松江城


  
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